診療外来の方

診察外来、施設のご案内および当院で行う治療と疾患の説明です。


外来受付時間

地域に根ざし、笑顔であたたかくきめ細やかでこころのこもった応対を心がけております。
また、患者さまひとりひとりにあわせ、ふれあいの気持ちを大切にした、より良い看護に努めております。

受付時間診療時間
7:30~11:008:30~12:00
時刻注意
休診
13:30~17:0014:00~18:00往 診 手 術休 診休 診
※都合により変更の場合があります。
※突発的な休診日の内容は、おしらせ(トップページ)をご確認下さい。
土曜日の診療時間は午前9時から、受付終了は午前11時半までになります。

当院を受診される方

はじめて診療を受けられる方で、保険診療のご希望の方は健康保険証を必ずお持ち下さい。また、再診の方でも毎月最初の診察の日にご提示下さい。 また、初診時に診察券をお渡ししますので、次回から受付にご提示下さい。

ご来院時

ご予約 受診時のご予約は不要です。そのままお越し下さい。
お持ち
いただくもの
・健康保険証(月初めにも必要です)
・おくすり手帳
・(他院からのご紹介の場合)ご紹介状
・その他お問い合わせください
駐車場 当院東側に30台分設置しています。
その他 緊急の手術等、やむを得ず外来の患者様をお待たせする場合があります。
ご理解とご了承をお願いします。

診療外来のながれ

  1. 受付で症状を簡単にお伝え下さい。保険診療の方は保険証をご提示下さい。
  2. 問診表にご記入願います。(以前の治療内容、アレルギー、ご使用のお薬、常備薬、健康食品についてもなるだけ詳しくご記入下さい)
  3. 看護師による予診をおこないます。病状についてお気づきの点を看護師に告げて下さい。
  4. 必要に応じて尿検査を行います。
  5. 順番が来ましたら、診察室にご案内いたします。診察室や処置室などで適切な診断をおこないます。
  6. 診療後、会計がすみましたら、必要に応じて院外処方箋をお渡しいたします。

当院の医療設備

当院では、患者の皆様の迅速な治療と生活の質の向上のため、最新の医療設備を設置しています。

設備名称 写真 設備の説明
内視鏡室
経直腸
超音波検査系統的
前立腺針生検
膀胱鏡は軟性のもので、苦痛はほぼありません。超音波で前立腺の状態を確認した後、直腸内腔から直径約1.5 mmの針を前立腺に向かって約10箇所刺し、前立腺の組織を採取します(穿刺する数は患者さんによって異なります)。 検査は約10分程度で終了します。通常局所麻酔下に行います。
(参考)前立腺生検
超音波診断装置 超音波を対象物に当てて、その反射を映像化することで対象物の内部の状態を調査することのできる画像検査法の装置です。
レントゲン室 清潔で安全なレントゲン室です。
手術室 豊富な経験のもと、内視鏡学や光学技術先進技術等を導入した手術を施行しています。
AMS GreenLight HPSレーザーシステム 従来に比べより高い安全性で、術後早期にカテーテル抜去が可能といった点があります。
多様な症例における安全性と有効性が数多く報告され、技術面において、他のレーザーシステムと異なります。 宮崎市内で初めての導入です。

当院で行う治療の内容の例

腎・泌尿器系 腎・泌尿器系領域の一次診療一次診療とは常的な疾病を対象とする総合外来診療のことです。
膀胱鏡検査 細長い管の先にカメラと照明がついた器具を使って行う検査です。膀胱鏡検査では、膀胱内部を見ることができるように、膀胱鏡の管が尿道から膀胱へと挿入されます。 カメラからモニターに映像が映し出されることによって、医師が確認することができます。
血液透析透析療法についてを参照してください。
膀胱悪性腫瘍手術 膀胱腫瘍は良性のものが少なく、ほとんどが悪性腫瘍、つまり膀胱がんということになります。膀胱がんの手術には大きく次の3つの種類があります。
  • 経尿道的膀胱腫瘍切除術TUR-Bt
    • 比較的浸潤度の低い表在性の膀胱がんの場合です
    • 通常半身麻酔下に行います
    • 乳頭状の腫瘍を電気切除機器で取り除きます
    • 通常手術の翌日から、食事、歩行が可能です
  • 膀胱全摘除術
    • 比較的浸潤度が高いか、悪性度の高い表在性の膀胱がんの場合です
    • 膀胱を摘出するだけでなく骨盤内のリンパ節も取り除く手術です
    • 男性では前立腺や精嚢腺も摘出します
    • 女性の場合、尿道や子宮・膣の一部も同時に摘出する場合があります
    • 腸管の一部を利用して尿路変更(尿の通り道の作り直し)の必要があります
前立腺肥大症・感染症・がんの治療 前立腺は男性にのみ存在する器官で、前立腺液の分泌や精嚢から分泌された精嚢液を精巣で作られた精子と混合し精液を作り、射精における収縮や尿の排泄なども担っています。
尿失禁の治療 大きく別けると、次の4つに分類されます。
  • 腹圧性尿失禁
  • 切迫性尿失禁
  • 溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
  • 機能性尿失禁
【検査】
排尿日誌を数日間つけていただくこともあります。ほとんどの場合、検尿とパッドテスト、エコーによる残尿量測定といった身体に負担のない検査を行います。
【治療】
程度の軽い腹圧性尿失禁のときは、骨盤底筋体操で尿道のまわりにある外尿道括約筋や骨盤底筋群を強くすることで、かなりの改善が期待できます。 その他、ポリプロピレンメッシュのテープを尿道の下に通してサポートするという手術を行うこともあります。
緩和ケア 医療用麻薬によるがん疼痛治療 厚生労働省の医療用麻薬適正使用ガイダンスにしたがって、がんの強い痛みを緩和します。 がんの痛みのような、強い痛みがある人が、医師の指導のもとで医療用麻薬を使用すれば中毒にならないということが、科学的に証明されております。 中毒になるかどうかには、脳内のドパミンという神経伝達物質(気分を高揚させる作用があります)が関与しています。
医療用麻薬の主な副作用は次のとおりです。
  • 便秘
    • 下剤(緩下剤)センナなどが使用されます。
  • 吐き気
    • 吐き気止め(緩下剤)の、プロクロルベラジンなどが使用されます。
  • 眠気
    • 眠気の多くは、しばらく医療用麻薬を飲み続けると消失します。しかし、眠気が気になる場合は医師や薬剤師、看護師に相談してください。
がんに伴う精神症状のケア

がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさなどの体の不調、気分の落ち込みや絶望感などの心の問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。 これらの問題はがんの療養の経過中、程度の差はあっても多くの患者さんが経験します。

今までのがん医療の考え方では、「がんを治す」ということに関心が向けられ、医療機関でも患者さんの「つらさ」に対して十分な対応ができていませんでした。 しかし、最近では、患者さんがどのように生活していくのかという「療養生活の質」も「がんを治す」ことと同じように大切と考えられるようになってきています。

患者さんを「がんの患者さん」と病気の側からとらえるのではなく、「その人らしさ」を大切にし、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な苦痛について、 つらさを和らげる医療やケアを積極的に行い、患者さんと家族の社会生活を含めて支える「緩和ケア」の考え方を早い時期から取り入れていくことで、 がんの患者さんと家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことができます。

その他 在宅における看取り ご希望の方は、在宅における看取りにおいて、スタッフ間の連携・協力のもと、以下のことを行います。
  • 医師
    • 看取り時期の判断
    • 家族への説明
    • 緊急時、夜間帯の対応と指示
    • 各協力病院との連携、調整
    • 定期的カンファレンス開催への参加
    • 死亡確認、死亡診断書等関係書類の記載
      (医師法第20条に関わる死亡診断書及び死亡検案書の作成に基づく)
  • 訪問看護師
    • 医師や協力病院との連携強化
    • 看取りにあたり多職種協働のチームケアの連携強化
    • 緊急時、夜間帯の緊急マニュアルの作成と周知徹底
    • 看取りに携わる全職種への死生観教育と他職種からの相談機能
    • 看取り期における状態観察の結果に応じて必要な処置への準備と対応
    • 疼痛緩和
    • 家族への説明と、その不安への対応
    • 定期的カンファレンスへの参加

※治療内容は症状により最適な方法を選択しますので、必ずしも上記のままではありません

診療日カレンダー

2018年10月20日(土)
*** 本日は午後休診日 ***

日曜祝日午後休診当直医
※日曜祝日は当直医の場合がございます。おしらせをご確認ください。
おしらせの確認
アクセスマップ
外来受付時間

コラム

前立腺肥大症のチェック

前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに増加します。組織学的な前立腺肥大は、30歳代から始まり、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%にみられます。 しかし、前立腺の肥大と排尿症状を伴い、治療を必要とする、いわゆる前立腺肥大症の頻度は、その1/4程度と言われています。

前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されていません。しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いなく、中高年になって男性ホルモンを含む性ホルモン環境の変化が起こることにより、前立腺が肥大すると考えられています。

前立腺肥大症では、排尿症状(排尿困難をはじめとする、尿を出すことに関連した症状)、蓄尿症状(尿を貯めることに関連した症状)、排尿後症状(排尿した後に出現する症状)がみられます。

前立腺肥大症の問診では「国際前立腺症状スコア(IPSS)」という、質問票を使うことがあります。おおよその状態の把握ができます。個人でもチェックできるように作成しましたので、一度試してみて下さい。


過活動膀胱のチェック

おしっこが急にがまんできない、トイレが近い、我慢できず漏れてしまうことがあるなどの症状で悩んでいらっしゃる方は意外と多く、 40歳以上の男女の8人に1人が頻尿の悩みを持っていると言われています。つまり、日本で800万人もの患者さんがいらっしゃる計算になります。 この中で、半分の方はおしっこが漏れてしまう、いわゆる切迫性尿失禁であることがわかっています。

原因として「神経因性」と「非神経因性」がありますが、いずれにせよ今は「薬による治療」、「行動療法による治療」、「電気刺激による治療」など治療法も確立してきました。

下の『過活動膀胱自己チェックテスト』を試して下さい。現在のあなたの状態を数値で確認できます。

もしも症状があると判定されたら、医師に相談することをおすすめします。


慢性腎臓病(CKD)- eGFR(推算糸球体濾過量)のチェック

腎機能の指標として上記の血液中のクレアチニンが用いられますが、クレアチニンは、筋肉量に比例することから、男性の方が女性よりも高く、 子どもよりも大人の方が高くなります。またクレアチニンは、食事の影響や、腎臓以外の因子の影響を受けにくいですが、糸球体ろ過値(GFR)が だいたい2/3程度まで低下しないと基準値を 超えるような高値を示さないことがあり、そのため、早期の腎機能異常を見過ごしてしまうことがあります。

したがって、直接腎臓の機能(糸球体濾過量:GFR)を測定しますが、糸球体濾過量の検査は、とても複雑で時間を要するため、日常の検査では、 計算式によって算出されるeGFRを腎機能のスクリーニング検査として用いています。

eGFRは、血液中のクレアチニン量と年齢、性別などから算出されるため、性別や年齢が考慮されております。 下のボタンから血液検査のクレアチニン量などを入力してeGFRを計算することができます。

ただし、eGFRはあくまでも推定値ですので、診察上では、クレアチニンクリアランスやイヌリンクリアランスなどの腎機能を評価する検査と併せて評価します。


血液検査と慢性腎臓病(CKD)

腎臓は糸球体で血液をこし出して尿へ老廃物を捨て、体内を清浄に保つ「濾過器」のような臓器です。
腎臓の機能は、「老廃物を濾過する力」で評価しますが、それを直接測定することは簡単でないために、さまざまな評価方法を用います。(※参考)腎臓のはたらき

腎機能に関するおもな血液検査

血液検査 基準値 検査内容の説明
尿素窒素(BUN、UN) 8.0~20.0mg/dl 尿素窒素はエネルギーとして使われたタンパク質の燃えカスで、そのときに生じるアンモニアを無害化するために、二酸化炭素と結びついた結果できたものです。腎臓からろ過されて尿中に排出されます。血清成分からタンパク質を取り除いた残りである残余窒素の30~40%を占める成分です。
  • 腎機能のはたらきが衰えると、ろ過しきれない分が血液中に残り、尿素窒素の値が上昇します
  • 脱水やむくみ、尿路結石や尿路の腫瘍などの閉塞性尿路疾患があると、尿中の尿素窒素が血液に逆流して高値になります
  • たんぱく質のとりすぎ、感染症、がん、糖尿病、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、消化管出血などで、尿素窒素がつくられすぎて血液中の尿素窒素が上昇します。
  • 肝臓で合成され肝硬変や劇症肝炎など肝不全の状態になるとつくられる尿素窒素が減って低値になります
  • たんぱく質の摂取不足も尿素窒素の量が低下します
  • 食事やむくみなどの生理的変動の影響を受けるので、クレアチニンや尿検査などの検査結果とあわせて判断します
クレアチニン(CRE) 男性0.65~1.09mg/dl
女性0.46~0.82mg/dl
eGFR値 90以上
筋肉中の物質からできる老廃物で、腎臓でろ過されたあと尿中に排出されます。このクレアチニンの量は、筋肉や運動量と関係しているといわれます。 血液中のクレアチニンの濃度は、腎機能をみる指標となります。
  • 一般に女性より男性のほうが高値に出ます
  • 筋肉量が落ちてくると、クレアチニンの量も減少します
  • 妊娠すると、尿から排泄するクレアチニンの量が多くなるために、値が低くなります
  • 筋肉量が落ちてくると、クレアチニンの量も減少します
  • 腎機能に障害があると、排泄量が低下して、血液中のクレアチニンの値が上昇します
  • 基準値を上回って高値になるときは、急性腎炎、慢性腎炎、腎不全のほか、尿路結石などの 尿路閉塞疾患(にょうろへいそくしっかん)、心不全などの病気が疑われます
  • ショックや脱水などでも血液中のクレアチニンが高値になります
  • クレアチニンが低値の場合は、尿崩症、筋ジストロフィーなどの病気が疑われます

※(ご参考)eGFR(推算糸球体濾過量)について

腎機能の指標として上記の血液中のクレアチニンが用いられますが、クレアチニンは、筋肉量に比例することから、男性の方が女性よりも高く、 子どもよりも大人の方が高くなります。またクレアチニンは、食事の影響や、腎臓以外の因子の影響を受けにくいですが、糸球体ろ過値(GFR)が だいたい2/3程度まで低下しないと基準値を 超えるような高値を示さないことがあり、そのため、早期の腎機能異常を見過ごしてしまうことがあります。

したがって、直接腎臓の機能(糸球体濾過量:GFR)を測定しますが、糸球体濾過量の検査は、とても複雑で時間を要するため、日常の検査では、 計算式によって算出されるeGFRを腎機能のスクリーニング検査として用いています。

eGFRは、血液中のクレアチニン量と年齢、性別などから算出されるため、性別や年齢が考慮されております。 下のボタンから血液検査のクレアチニン量などを入力してeGFRを計算することができます。

ただし、eGFRはあくまでも推定値ですので、診察上では、クレアチニンクリアランスやイヌリンクリアランスなどの腎機能を評価する検査と併せて評価します。

尿酸(UA) 男性3.6~7.0mg/dl
女性2.7~7.0mg/dl
細胞が壊れたりエネルギーの代謝によってプリン体という物質が分解されて生じた老廃物です。 尿酸といえば痛風の原因物質として知られていますが、尿管結石や腎障害の原因になることがあります。
  • 高い値を示すときは、動脈硬化が進みやすい状態であることを示しています
  • 一般に女性よりも男性のほうが高値になりますが、女性も更年期をすぎて女性ホルモンが低下すると、男性の値に近くなります
  • 男女とも7.1mg/dl以上になると「高尿酸血症」と診断されます
  • 高尿酸血症が起こる病気の代表は、痛風です
  • 腎不全、白血病、悪性リンパ腫などの病気で、値が高くなります
  • 低値を示す病気には、重症の肝障害などがあります
  • 一般に50~60ml/分で軽度の腎障害とされ、30ml/分以下では高度の腎障害と診断されます
クレアチニン・クリアランス(CCR) 70~156ml/分(酵素法)
  • 高値になる場合に考えられることは、初期の糖尿病、先端巨大症、妊娠などが考えられます
  • 検査値が低い、つまり、ろ過された血液量が少なければ、腎臓の老廃物を取りのぞく能力が低下して 糸球体腎炎、腎硬化症、糖尿病性腎症、膠原病(こうげんびょう)による腎障害、尿路閉塞による腎障害などが疑われます
  • 一般に50~60ml/分で軽度の腎障害とされ、30ml/分以下では高度の腎障害と診断されます。

慢性腎臓病(CKD)について

慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過するすべての腎臓病を指します。
あまり耳にしないかもしれませんが、実は患者さんは1,330万人(20歳以上の成人の8人に1人)いる(*)と考えられ、 新たな国民病ともいわれています。
メタボリックシンドローム(生活習慣病)との関連も深く、誰もがかかる可能性のある病気です。 腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病(CKD)によって腎臓の機能が低下し続けることで、さまざまなリスクが発生します。

エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013(一般社団法人 日本腎臓学会)
■症状
  • 夜間に何度もトイレに行きたくなる(頻尿)
  • 靴や指輪がきつく感じる(むくみ)
  • 立ちくらみや貧血が起こりやすくなる(貧血)
  • 疲れやすく、常にだるい(倦怠感)
  • 少しの運動で息が切れる(息切れ)

※これらの症状が自覚されるときは、すでにCKDがかなり進行している場合が多いといわれています。
※体調の変化に気をつけているだけでは早期発見は難しいといえます。

■CKDの診断-早期発見のために
  • 尿検査によるタンパク尿と、血液検査による血清クレアチン値をもとにeGFR(下記参照)によって判断できます。
  • 定期的に健康診断を受け、尿や血圧の検査をすることが早期発見につながります。
  • 尿たんぱく陽性の方は要注意ですので、病院でくわしい検査を受けるようにしましょう。
  • 検査時には下の項目に注意します

腎臓のはたらきは糸球体濾過量(GFR)という値で表します。GFRは糸球体で作られる原尿の量で、腎臓のはたらきを示します。GFRの数字が小さいほど 腎臓の尿を作る能力が低下しているといえます。なお、実際にGFRを計測するのは難しいため、通常は血清クレアチニン値と年齢から算出するeGFRが用いられます。

■CKDが進行すると
  • 脳卒中や心筋梗塞など心血管病発症のリスクが高まる
  • 慢性腎臓病(CKD)が進行して腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析や移植が必要になります。

※ある程度まで悪くなってしまうと、正常な状態への回復は難しいですが、生活習慣の改善、薬物治療で病気の進行を遅らせることが期待できます。
  ※定期的に健康診断を受けることで、慢性腎臓病(CKD)の早期発見と予防に努めることが重要です。

■CKDの予防と治療
  • 生活習慣を改善しましょう
    • 日常のなかで運動をする工夫をしましょう
    • 禁煙・禁酒を心がけましょう
    • 毎日血圧をはかる、定期的に体重をはかるなど自己管理に努めましょう
  • 食事を改善しましょう。
    • 塩分の多い食事を控えましょう
    • タンパク質を取りすぎないようこころがけましょう
    • (ステージが進行したら)カリウムの摂りすぎに注意します
    • 間食や不規則な食事をなるだけ控えましょう
    • 栄養バランスの悪い食事を控えましょう
  • 自己診断をせず治療を継続します。CKD治療の3本柱
    • 生活習慣の改善
    • 食事療法
    • 薬物療法-主治医とタッグを組んで治療しましょう
  • CKDと診断されたら、合併症を治療します
    • 腎性貧血…疲れやすい、めまい、頭痛、むくみ、食欲不振
      • 処方:赤血球造血刺激因子製剤
    • 高血圧…全身の血管にダメージ
      • 処方:高血圧症治療薬
    • 水分の貯留…高血圧やむくみ
      • 処方:利尿薬(水分やナトリウムの排泄をうながす)
    • 高血糖(糖尿病)…糖尿病性腎症の原因
      • 処方:糖尿病治療薬
    • 脂質異常症…動脈硬化を進行
      • 処方:脂質異常症治療薬(LDLコレステロールを抑える)

泌尿器科で扱うおもな疾患

泌尿器科ではおもに腎臓、尿道、前立腺、膀胱等の尿路系と男性生殖器系の診療と治療をおこないます。 ここでは、泌尿器科でよく取り扱う疾患についての原因と症状、検査法と治療法についてごく簡単に説明します。

■腎臓と尿管
腎臓の主な機能は血液を濾過し、老廃物や水分を尿として体の外へ追い出すことです。他にも血圧を調整したり、体液量を調整したりします。 また尿管は腎臓で作った尿を膀胱に運ぶ管のことです。
病名症状検査と治療法など
腎臓がん 腎臓は初期の段階ではほとんど症状が現れません。そのため健診・人間ドックの腹部超音波検査やCTなどで見つかることが多いがんです。日常においては、以下の症状が見られます。
【症状】
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • だるさ
  • 発熱
  • 息切れ
  • 手足のむくみ
【検査】
腹部超音波検査、胸腹部CT、血液検査、尿検査など
【治療】
  • 手術
  • 放射線療法
  • 抗がん剤など
から適切な治療・施術を行います。
腎盂(じんう)
尿管がん
腎盂とはは腎臓の一部で、尿管は腎臓と膀胱をつないでいる長い管のことです。どちらも、腎臓でつくられた尿を集めて膀胱に運ぶ働きをしており、腎臓と同じように左右に1つずつあります。
【症状】
  • 血尿
  • 腰、背中、わき腹の痛み
  • 排尿時の痛み
  • 頻尿など
【検査】
膀胱鏡検査、尿細胞診検査、胸腹部CT、排泄性腎盂造影、血液検査、腹部超音波検査、逆行性腎盂造影、尿管鏡検査、尿検査など
【治療】
  • 手術
  • 放射線療法
  • 抗がん剤など
尿路結石 尿の通り道である腎杯(じんぱい)・腎盂(じんう)・尿管・膀胱・尿道をまとめて尿路といいます。この尿路にできた結石が、尿路結石です。
【症状】
  • 腰背部・側腹部・下腹部の激痛
  • 鼠径部(そけいぶ)・外陰部への放散痛
  • 血尿
  • 吐き気
  • 嘔吐など
【検査】
尿検査、腹部超音波検査、レントゲン検査、経静脈的腎盂尿管造影、CT検査など
【治療】
  • 自然排石(小結石の場合)
  • 体外衝撃波結石破砕術(衝撃波を体内の結石に収束させ破砕)
  • 経尿道的結石除去術(尿管鏡を用いてホルミウムヤグレーザーなどで結石を破砕除去)
  • 経皮的結石除去術(内視鏡による摘出または超音波装置による破砕吸引)など
腎盂炎 急性腎盂炎は上記疾患に比べ、比較的簡単に治療することができますが、放置していると慢性慢性腎盂炎に至る可能性もあります。
1.急性腎盂炎
【症状】
細菌による炎症が原因とされる急性腎盂炎は、おもに細菌が膀胱から尿管へと上って腎臓にいく「上行性感染」です。
  • 悪寒やふるえ
  • 高熱
  • 側部・背部の痛み
  • 食欲不振
  • 頻尿や排尿痛など
2.慢性腎盂炎
【症状】
急性腎盂炎が完治しないと腎盂に入った細菌が腎臓内部にまで入り込み、尿細管に障害を起こして慢性腎盂炎へと移行してしまいます。
  • 発熱
  • 腰痛
  • 倦怠感など
【検査】
尿検査、レントゲン検査、膀胱造影罪検査、血液検査など
【治療】
1.急性腎盂炎
  • 抗生物質による抗菌薬治療など
【治療】
2.慢性腎盂炎
  • 抗生物質による抗菌薬治療
  • 施術(尿通過障害等があれば)など
■膀胱
腎臓から送られてくる尿を一時的に溜める袋状の器官です。一般成人で一回あたりおよそ200~400cc、一日あたりおよそ100~1500ccの排尿量があります。 膀胱がんなどの悪性疾患から過活動膀胱や神経因性膀胱などの良性に分類される疾患などがあります。
病名症状検査と治療法など
膀胱がん 尿路上皮ががん化することによって引き起こされます。そのうち大部分(90%以上)は尿路上皮がんという種類ですが、まれに扁平上皮がんや腺がんの場合もあります。
【症状】
  • 赤色や茶色の尿が出る
  • 頻尿や尿意切迫感
  • 排尿時痛や下腹部の痛み
  • 背部痛(水腎症の併発)など
【検査】
  • 膀胱鏡検査
  • 尿細胞診
  • 腹部超音波(エコー)検査検査
  • CT検査
  • MRI検査
  • 骨シンチグラフィ
  • TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)など
【治療】
大きく分けて2つの方法があります。
  • 外科的治療
    • TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)
    • 膀胱全摘除術+尿路変向術
  • 化学療法:全身抗がん剤治療
  • 放射線治療
  • その他の治療:膀胱内注入療法など
    • 抗がん剤注入療法
    • BCG(ウシ型弱毒結核菌)注入療法
神経因性膀胱 脳からの何らかの障害のため、排尿を促す膀胱や骨盤内の筋肉に指令に異常をきたする排尿障害のことです。 障害の原因には外的要因として、認知症・パーキンソン病・脳卒中・ 脳髄膜炎・頭部外傷が、脳と脊髄の障害として脊髄小脳変性症が、多発性硬化症が脊髄の障害として脊髄損傷・頸椎症(けいついしょう)・ 二分脊椎・脊椎腫瘍・脊椎の血管障害・脊椎炎などが、 末梢神経の障害として糖尿病性神経症・腰椎椎間板)ヘルニア・腰椎分離症・子宮がんや直腸がんなどの骨盤腔内手術などがあげられます。
【症状】
  • 頻尿
  • 尿失禁
  • 排尿困難
  • 尿閉
  • 排便の異常
  • 性機能障害など
【検査】
  • 尿検査
  • 膀胱鏡検査
  • 腹部超音波(エコー)検査検査
  • CT検査
  • MRI検査など
【治療】
排尿障害に対しては、膀胱を刺激することで排尿を試みる間欠的自己導尿法の指導を、間欠的自己導尿法ができない場合には 尿道カテーテルという管を留置します。また薬物療法や膀胱拡大術、尿道周囲コラーゲン注入術・スリング手術、経尿道的手術などを行う場合もあります。
急性膀胱炎 原因のほとんどは、尿道から侵入した細菌の感染が原因で起こり、その多くは大腸菌によるものです。 とくに女性に起こりやすい病気です。 誘因としては、長時間トイレをがまん・性行為・過労などによる抵抗力の低下・ストレスなどがあげられます。
【症状】
  • 頻尿
  • 排尿時の痛み(排尿終了時の強い痛み)
  • 尿のにごり
  • 残尿感
  • 下腹部痛
  • 尿失禁
  • 血尿など
【検査】
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 腹部超音波検査
  • 残尿測定エコーなど
【治療】
抗菌薬(セフェム系やニューキノロン系など)を3日~1週間程度内服します。通常は、1週間以内に症状が改善します。また、治療中は十分な水分摂取を心がけ、尿量を増やすようにします。
過活動膀胱 頻尿や尿失禁の分野における新しい診断名です。主に自覚症状に基づいて診断されますが、尿意切迫感(排尿したくて我慢がきかない状態)を自覚する場合、過活動膀胱の状態にある可能性があります。
排尿筋が過剰に活動することが、原因であり、神経因性と非神経因性に大別されます。神経因性とは、神経になんらかの障害がある時にみられます。非神経因性とは、前立腺肥大症などの下部尿路通過障害や加齢変化、骨盤底筋障害などで生じます。
【症状】
  • 頻尿
  • 切迫性尿失禁
  • 睡眠不足など
【検査】
  • 腹部超音波検査
  • 膀胱内圧検査
  • OABSS(過活動膀胱症状スコア)による問診
過活動膀胱の評価法(OABSS)を下のボタンを押してチェックしてみましょう。


【治療】 薬物療法と行動療法が主体です
  • 薬物療法
    • 抗コリン薬(アセチルコリンのはたらきを弱める)
    • α1受容体遮断薬(前立腺肥大症が原因の時)
  • 行動療法
    • 生活指導
    • 排泄介助
    • 膀胱訓練
    • 理学療法
■前立腺と尿道
前立腺(ぜんりつせん)は、器官の一つで、男性のみに存在する生殖器です。 膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むかたちで存在し、精嚢が隣接しています。 クルミほどの大きさで、重さは数十グラムです。 主な働きとしては前立腺液の分泌。精嚢から分泌された精嚢液を精巣で作られた精子と混合し精液を作り、射精における収縮や尿の排泄なども担っています。
病名症状検査と治療法など
前立腺がん 前立腺がんは年齢とともに増加し、特に65歳以上の方に多く、80歳以上では20%前後の人に前立腺がんが認められるともいわれています。 比較的進行がゆっくりで、寿命に影響を及ぼさないと考えられる前立腺がんもありますが、中には進行が早く、さまざまな症状や障害を引き起こすものもあります。 進行とともにがんは大きくなり、前立腺をおおう被膜を破って精のう、膀胱の一部などに広がっていくものもあります。 早期の前立腺がんには特徴的な症状は少なく、前立腺肥大症によって排尿困難や下腹部の不快感などがあります。 また、前立腺がんは進行すると骨に転移しやすいため、腰痛などで骨の検査を受けて発見されることもあります。 【検査】
  • PSA(前立腺特異抗原)検査
  • 直腸診・経直腸的前立腺超音波検査
  • 前立腺超音波検査
  • 前立腺生検
  • 腫瘍マーカー
  • CT検査
  • 骨シンチグラムなど
【治療】
  • 手術療法
  • 放射線療法
  • ホルモン療法等の薬物療法など
前立腺肥大症 前立腺は加齢とともに大きくなり、尿道を塞いでしまう場合があります。 尿道を塞ぐと排尿困難や残尿感を自覚し、 日中や夜間に頻繁にトイレに行くなどの症状が出ます。
【症状】
  • 頻尿(夜間頻尿)
  • 残尿感
  • 排尿遅延(おしっこの出方がわるい)
  • おしっこの勢いがわるい など
世界共通で使われている前立腺肥大症の症状の客観的な評価法(IPSS)を下のボタンを押してチェックしてみましょう。
【検査】
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 前立腺触診
  • 前立腺超音波検査など
【治療】
点滴による抗生物質の投与その他の薬物療法、内視鏡手術などを行います。
  • α1受容体遮断薬
  • 抗男性ホルモン薬
  • 内視鏡手術
  • レーザー治療 など

前立腺炎 主に大腸菌などのグラム陰性桿菌(いんせいかんきん)と呼ばれる細菌の感染によって発症します。 結石や前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)などの基礎疾患がはっきりしている症例もありますが、感染経路の不明確な症例もあります。
1.急性前立腺炎
【症状】
  • 頻尿や排尿痛
  • 排尿困難
  • 残尿感など
2.慢性前立腺炎
【症状】
  • 排尿困難
  • 排尿困難
  • 残尿感
  • 下腹部の違和感や不快感など
1.急性前立腺炎
【検査】
  • 尿検査、尿培養
  • 血液検査
  • 前立腺触診
  • 前立腺超音波検査など
【治療】
点滴による抗生物質の投与その他の薬物療法などを行います。
2.慢性前立腺炎
【検査】
  • 尿検査、尿培養
  • 血液検査
  • 前立腺触診
  • 前立腺超音波検査など
【治療】
内服による薬物療法、軽い運動などの行動療法などを行います。
急性尿道炎 急性尿道炎の主な原因は淋菌です。淋菌は尿道炎の原因菌でもっとも多いもので、尿道炎全体の4割は淋菌による淋菌性尿道炎です。
【症状】
  • 尿道からの白や黄色、薄緑色の膿
  • 排尿時の激しい痛み
  • 残尿感など
【検査】
  • 尿検査、尿培養
  • 触診など
【治療】
抗菌薬での治療、軽い運動などの行動療法などを行います。淋菌によって急性尿道炎が起きた場合、パートナーも淋菌に感染している可能性が高くなります。 なので、パートナーと一緒に治療を進めることが大切です。
尿道狭窄(にょうどうきょうさく) 大きく先天性尿道狭窄と後天性尿道狭窄にわかれます。特に後天性尿道狭窄の場合は、外傷性尿道狭窄と炎症性尿道狭窄に分類できます。
【症状】
  • 排尿困難
  • 前立腺炎や精巣上体炎を引き起こすことがあります
【検査】
  • 尿道造影
  • 尿道内視鏡による診断など
【治療】
手術療法では内視鏡を用いて狭窄部を切開したり、尿道切開刀を用いて切開します。 外傷性尿道狭窄では経会陰的に尿道を露出して瘢痕部を切除し、同部を再建します。尿道ブジー、バルーンを用いて狭窄部を拡張する拡張術もあります。
■男性生殖器
男性の外性器全体で精巣・精巣上体・陰のう・陰茎・包皮を含みます。
病名症状検査と治療法など
精巣炎
精巣上体炎
精巣は精子を作り出す他に、ホルモンであるアンドロゲンを分泌する内分泌器官です。 精巣上体は、精巣の横にある器官で、副睾丸ともいわれます。精巣でつくられた精子は、精巣上体を通過し、精管(せいかん)とよばれる管に流れ、最終的に尿道につながります。 精巣上体炎とは、尿のなかの細菌が逆に精巣上体に入りこみ、そこで炎症を起こす病気です。 高齢者の場合、前立腺肥大症・尿道狭窄・膀胱結石により大腸菌が引き起こすことが多く、若い人の場合、尿道炎の原因であるクラミジアや淋菌が炎症の原因の場合が多く見うけられます。
【症状】
  • 陰嚢の痛み・腫れ
  • 足の付け根や下腹部の痛み
  • 発熱
  • 排尿時の痛み
【検査】
  • 尿検査
  • 血液検査
【治療】
基本的に抗生物質を使います。軽症の場合は、内服治療を行います。陰嚢を冷やし、安静を保ちます。 発熱がある場合は、痛みを抑えながら、点滴による治療を行います。
陰のう水腫 陰のうに水が溜まる病気です。小児の場合は様子をみますが、成人の場合は生活に支障が出る場合もあります。
【症状】
  • 陰のうあるいは鼠径部のはれ、痛み
【検査】
  • 超音波検査
  • 尿検査
【治療】
根本的に治療するためには、手術で水のたまった袋(鞘膜)を切除します。小児の場合は、自然治癒の可能性が高いので経過観察します。 3~4歳以降では、大きくなって本人が気にしたり歩きづらい場合には手術を行います。
精巣腫瘍 精巣にできる腫瘍は悪性である可能性が高く、専門医の診察が必要です。比較的若い年齢層と高齢者に多くみられます。 最近では、治療法の進歩により9割以上の人が完治するようになりました。原因は不明ですが、停留精巣(ていりゅうせいそう)や、精巣発育不全などの病気をもっている人は、 精巣のがんになりやすいといわれています。
【症状】
  • 痛み熱もないのに精巣の一部が固く腫れる、など
【検査】
  • 触診
  • 血液検査
  • 腫瘍マーカー
  • 精巣超音波検査
  • X線検査
  • CT検査など
【治療】
陰嚢を切開せず、お腹の下の方から精巣を腫瘍ごと摘出します。精巣摘出によって、もう片方が機能していれば不妊や勃起不全の変化の心配はありません。 転移がある場合、シスプラチン、エトポシド、ブレオマイシンなどの抗がん剤による治療を行います。セミノーマという種類のガンの場合は放射線治療も有効です。
精系静脈瘤 精巣から心臓に戻る静脈(蔓状静脈叢)内の血液が逆流してしまい、精巣の周りに静脈の瘤(こぶ)が出来てしまう状態を指します。 8~9割は左側に生じ、思春期以降に多いのですが小児にもみられ、男性不妊症の原因になることがあります。 左内精索静脈(左側の精巣がぶらさがっている静脈)は、腎臓に血液を戻すときに左腎静脈に合流しまが、 この腎静脈が大動脈と上腸間膜動脈という血管に挟まれて、血液がうまく戻らない、というナットクラッカー現象が原因と考えられています。
【症状】
  • 立ち上がったときに陰嚢に鈍痛
  • 陰のうのサイズが左右で異なる
【検査】
  • 触診
  • 精巣超音波検査など
自己診断に寄る早期発見 立ち上がった姿勢で下腹部に力を入れ、その状態で睾丸を触ってみます。コブのように膨れた箇所がある場合には、精索静脈瘤を起こしている可能性があります。 特に、陰嚢に血管の瘤が数珠(じゅず)状に浮き出ている方は専門医に受診してください。
【治療】
外科的治療が主体となります。
精索静脈瘤高位結紮(こういけっさつ)術:おへその脇あたりの腹部を切開して、 腎臓に近い精巣静脈を縛る方法
腹腔鏡下精索静脈瘤手術: おなかに空けた穴から、外部からスコープや鉗子を入れられる筒を挿入して、スコープで観察しながら腹部、またはそけい部の精巣静脈にクリップをかける方法
顕微鏡下精索静脈低位結紮術:静脈を精巣のすぐ近くでしばる方法などがあります。
陰茎勃起不全(ED) 勃起機能が低下することによって、起こる症状で、日本人男性に増えている症状としても知られています。軽度の勃起障害では、たまには完全に勃起できる場合がありますが、 たいていは挿入できるほどの勃起に達しないか、あるいはまったく勃起しません。重度の勃起障害では、勃起することはまれです。原因として、
  • 動脈が狭窄して血流量が減少する障害
  • 陰茎とつながっている神経が損傷
  • 脳卒中、喫煙、アルコールや降圧薬、抗うつ薬、ある種の鎮静薬、シメチジン、ジゴキシン、いくつかの利尿薬、抗精神病薬、違法薬物など
  • 性機能障害につながる精神的な問題
  • テストステロン量の減少
  • ストレスの増加
などが考えられます。
【症状】
  • 性欲の低下
  • (性欲はあっても)勃起障害による性交困難
【治療】
大半の勃起障害の治療薬には、陰茎への血流を増加させる作用があります。内服薬がほとんどですが、局所的に使用するものもあります。

また陰茎に注射または挿入する薬には、動脈を拡張させ、陰茎への血流を増やす作用があります。テストステロン濃度が異常に低いため勃起障害が生じている場合は、 テストステロン補充療法が役立つことがあります。陰茎への血流量を増やす他の薬とは違い、テストステロンはホルモン欠乏を修正します。

勃起障害に関与している精神的、感情的要因は、ある種の心理療法で改善できます。

※ED治療薬は保険適用対象外です。

※治療内容は症状により最適な方法を選択しますので、必ずしも上記のままではありません。