診療外来の方
診察外来、施設のご案内および当院で行う治療と疾患の説明です。
外来受付時間
地域に根ざし、笑顔であたたかくきめ細やかでこころのこもった応対を心がけております。
また、患者さまひとりひとりにあわせ、ふれあいの気持ちを大切にした、より良い看護に努めております。
受付時間 | 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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8:00~11:00 | 8:30~12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● 時刻注意 | 休診 |
13:30~17:00 | 14:00~18:00 | ● | 往 診 | ● | 手 術 | ● | 休 診 | 休 診 |
※都合により変更の場合があります。
※突発的な休診日の内容は、おしらせ(トップページ)をご確認下さい。 ※土曜日の診療時間は午前8時30分から、受付終了は午前11時半までになります。 |
当院を受診される方

はじめて診療を受けられる方で、保険診療のご希望の方は健康保険証を必ずお持ち下さい。また、再診の方でも毎月最初の診察の日にご提示下さい。 また、初診時に診察券をお渡ししますので、次回から受付にご提示下さい。
ご来院時
ご予約 | 受診時のご予約は不要です。そのままお越し下さい。 |
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お持ち いただくもの |
・健康保険証(月初めにも必要です) ・おくすり手帳 ・(他院からのご紹介の場合)ご紹介状 ・その他お問い合わせください |
駐車場 | 当院東側に30台分設置しています。 |
その他 | 緊急の手術等、やむを得ず外来の患者様をお待たせする場合があります。 ご理解とご了承をお願いします。 |
診療外来のながれ
- 受付で症状を簡単にお伝え下さい。保険診療の方は保険証をご提示下さい。
- 問診表にご記入願います。(以前の治療内容、アレルギー、ご使用のお薬、常備薬、健康食品についてもなるだけ詳しくご記入下さい)
- 看護師による予診をおこないます。病状についてお気づきの点を看護師に告げて下さい。
- 必要に応じて尿検査を行います。
- 順番が来ましたら、診察室にご案内いたします。診察室や処置室などで適切な診断をおこないます。
- 診療後、会計がすみましたら、必要に応じて院外処方箋をお渡しいたします。
当院の医療設備
当院では、患者の皆様の迅速な治療と生活の質の向上のため、最新の医療設備を設置しています。
設備名称 | 写真 | 設備の説明 |
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内視鏡室 経直腸 超音波検査系統的 前立腺針生検 |
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膀胱鏡は軟性のもので、苦痛はほぼありません。超音波で前立腺の状態を確認した後、直腸内腔から直径約1.5 mmの針を前立腺に向かって約10箇所刺し、前立腺の組織を採取します(穿刺する数は患者さんによって異なります)。
検査は約10分程度で終了します。通常局所麻酔下に行います。 (参考)前立腺生検 |
超音波診断装置 |
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超音波を対象物に当てて、その反射を映像化することで対象物の内部の状態を調査することのできる画像検査法の装置です。 |
レントゲン室 |
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清潔で安全なレントゲン室です。 |
手術室 |
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豊富な経験のもと、内視鏡学や光学技術先進技術等を導入した手術を施行しています。 |
AMS GreenLight HPSレーザーシステム |
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従来に比べより高い安全性で、術後早期にカテーテル抜去が可能といった点があります。
多様な症例における安全性と有効性が数多く報告され、技術面において、他のレーザーシステムと異なります。 宮崎市内で初めての導入です。 |
当院で行う治療の内容の例
腎・泌尿器系 | 腎・泌尿器系領域の一次診療 | 一次診療とは常的な疾病を対象とする総合外来診療のことです。 |
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膀胱鏡検査 | 細長い管の先にカメラと照明がついた器具を使って行う検査です。膀胱鏡検査では、膀胱内部を見ることができるように、膀胱鏡の管が尿道から膀胱へと挿入されます。 カメラからモニターに映像が映し出されることによって、医師が確認することができます。 | |
血液透析 | 透析療法についてを参照してください。 | |
膀胱悪性腫瘍手術 |
膀胱腫瘍は良性のものが少なく、ほとんどが悪性腫瘍、つまり膀胱がんということになります。膀胱がんの手術には大きく次の3つの種類があります。
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前立腺肥大症・感染症・がんの治療 |
前立腺は男性にのみ存在する器官で、前立腺液の分泌や精嚢から分泌された精嚢液を精巣で作られた精子と混合し精液を作り、射精における収縮や尿の排泄なども担っています。 |
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尿失禁の治療 |
大きく別けると、次の4つに分類されます。
排尿日誌を数日間つけていただくこともあります。ほとんどの場合、検尿とパッドテスト、エコーによる残尿量測定といった身体に負担のない検査を行います。 【治療】 程度の軽い腹圧性尿失禁のときは、骨盤底筋体操で尿道のまわりにある外尿道括約筋や骨盤底筋群を強くすることで、かなりの改善が期待できます。 その他、ポリプロピレンメッシュのテープを尿道の下に通してサポートするという手術を行うこともあります。 |
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緩和ケア | 医療用麻薬によるがん疼痛治療 |
厚生労働省の医療用麻薬適正使用ガイダンスにしたがって、がんの強い痛みを緩和します。
がんの痛みのような、強い痛みがある人が、医師の指導のもとで医療用麻薬を使用すれば中毒にならないということが、科学的に証明されております。
中毒になるかどうかには、脳内のドパミンという神経伝達物質(気分を高揚させる作用があります)が関与しています。 医療用麻薬の主な副作用は次のとおりです。
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がんに伴う精神症状のケア |
がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさなどの体の不調、気分の落ち込みや絶望感などの心の問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。 これらの問題はがんの療養の経過中、程度の差はあっても多くの患者さんが経験します。 今までのがん医療の考え方では、「がんを治す」ということに関心が向けられ、医療機関でも患者さんの「つらさ」に対して十分な対応ができていませんでした。 しかし、最近では、患者さんがどのように生活していくのかという「療養生活の質」も「がんを治す」ことと同じように大切と考えられるようになってきています。 患者さんを「がんの患者さん」と病気の側からとらえるのではなく、「その人らしさ」を大切にし、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な苦痛について、 つらさを和らげる医療やケアを積極的に行い、患者さんと家族の社会生活を含めて支える「緩和ケア」の考え方を早い時期から取り入れていくことで、 がんの患者さんと家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことができます。 |
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その他 | 在宅における看取り | ご希望の方は、在宅における看取りにおいて、スタッフ間の連携・協力のもと、以下のことを行います。
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※治療内容は症状により最適な方法を選択しますので、必ずしも上記のままではありません
診療日カレンダー
2023年12月11日(月)
*** 本日は診療日 ***
日曜祝日 | 午後休診 | 休診日 | 当番医 |
※日曜祝日は当番医の場合がございます。 | |||
※予定外休診の場合がございます。 | |||
※おしらせでご確認ください。 |
コラム
前立腺肥大症のチェック
前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに増加します。組織学的な前立腺肥大は、30歳代から始まり、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%にみられます。 しかし、前立腺の肥大と排尿症状を伴い、治療を必要とする、いわゆる前立腺肥大症の頻度は、その1/4程度と言われています。
前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されていません。しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いなく、中高年になって男性ホルモンを含む性ホルモン環境の変化が起こることにより、前立腺が肥大すると考えられています。
前立腺肥大症では、排尿症状(排尿困難をはじめとする、尿を出すことに関連した症状)、蓄尿症状(尿を貯めることに関連した症状)、排尿後症状(排尿した後に出現する症状)がみられます。
前立腺肥大症の問診では「国際前立腺症状スコア(IPSS)」という、質問票を使うことがあります。おおよその状態の把握ができます。個人でもチェックできるように作成しましたので、一度試してみて下さい。
過活動膀胱のチェック
おしっこが急にがまんできない、トイレが近い、我慢できず漏れてしまうことがあるなどの症状で悩んでいらっしゃる方は意外と多く、 40歳以上の男女の8人に1人が頻尿の悩みを持っていると言われています。つまり、日本で800万人もの患者さんがいらっしゃる計算になります。 この中で、半分の方はおしっこが漏れてしまう、いわゆる切迫性尿失禁であることがわかっています。
原因として「神経因性」と「非神経因性」がありますが、いずれにせよ今は「薬による治療」、「行動療法による治療」、「電気刺激による治療」など治療法も確立してきました。
下の『過活動膀胱自己チェックテスト』を試して下さい。現在のあなたの状態を数値で確認できます。
もしも症状があると判定されたら、医師に相談することをおすすめします。
慢性腎臓病(CKD)- eGFR(推算糸球体濾過量)のチェック
腎機能の指標として上記の血液中のクレアチニンが用いられますが、クレアチニンは、筋肉量に比例することから、男性の方が女性よりも高く、 子どもよりも大人の方が高くなります。またクレアチニンは、食事の影響や、腎臓以外の因子の影響を受けにくいですが、糸球体ろ過値(GFR)が だいたい2/3程度まで低下しないと基準値を 超えるような高値を示さないことがあり、そのため、早期の腎機能異常を見過ごしてしまうことがあります。
したがって、直接腎臓の機能(糸球体濾過量:GFR)を測定しますが、糸球体濾過量の検査は、とても複雑で時間を要するため、日常の検査では、 計算式によって算出されるeGFRを腎機能のスクリーニング検査として用いています。
eGFRは、血液中のクレアチニン量と年齢、性別などから算出されるため、性別や年齢が考慮されております。 下のボタンから血液検査のクレアチニン量などを入力してeGFRを計算することができます。
ただし、eGFRはあくまでも推定値ですので、診察上では、クレアチニンクリアランスやイヌリンクリアランスなどの腎機能を評価する検査と併せて評価します。
血液検査と慢性腎臓病(CKD)
腎臓は糸球体で血液をこし出して尿へ老廃物を捨て、体内を清浄に保つ「濾過器」のような臓器です。
腎臓の機能は、「老廃物を濾過する力」で評価しますが、それを直接測定することは簡単でないために、さまざまな評価方法を用います。(※参考)腎臓のはたらき
腎機能に関するおもな血液検査
血液検査 | 基準値 | 検査内容の説明 |
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尿素窒素(BUN、UN) | 8.0~20.0mg/dl |
尿素窒素はエネルギーとして使われたタンパク質の燃えカスで、そのときに生じるアンモニアを無害化するために、二酸化炭素と結びついた結果できたものです。腎臓からろ過されて尿中に排出されます。血清成分からタンパク質を取り除いた残りである残余窒素の30~40%を占める成分です。
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クレアチニン(CRE) | 男性0.65~1.09mg/dl 女性0.46~0.82mg/dl eGFR値 90以上 |
筋肉中の物質からできる老廃物で、腎臓でろ過されたあと尿中に排出されます。このクレアチニンの量は、筋肉や運動量と関係しているといわれます。
血液中のクレアチニンの濃度は、腎機能をみる指標となります。
※(ご参考)eGFR(推算糸球体濾過量)について腎機能の指標として上記の血液中のクレアチニンが用いられますが、クレアチニンは、筋肉量に比例することから、男性の方が女性よりも高く、 子どもよりも大人の方が高くなります。またクレアチニンは、食事の影響や、腎臓以外の因子の影響を受けにくいですが、糸球体ろ過値(GFR)が だいたい2/3程度まで低下しないと基準値を 超えるような高値を示さないことがあり、そのため、早期の腎機能異常を見過ごしてしまうことがあります。 したがって、直接腎臓の機能(糸球体濾過量:GFR)を測定しますが、糸球体濾過量の検査は、とても複雑で時間を要するため、日常の検査では、 計算式によって算出されるeGFRを腎機能のスクリーニング検査として用いています。 eGFRは、血液中のクレアチニン量と年齢、性別などから算出されるため、性別や年齢が考慮されております。 下のボタンから血液検査のクレアチニン量などを入力してeGFRを計算することができます。 ただし、eGFRはあくまでも推定値ですので、診察上では、クレアチニンクリアランスやイヌリンクリアランスなどの腎機能を評価する検査と併せて評価します。 |
尿酸(UA) | 男性3.6~7.0mg/dl 女性2.7~7.0mg/dl |
細胞が壊れたりエネルギーの代謝によってプリン体という物質が分解されて生じた老廃物です。
尿酸といえば痛風の原因物質として知られていますが、尿管結石や腎障害の原因になることがあります。
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クレアチニン・クリアランス(CCR) | 70~156ml/分(酵素法) |
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慢性腎臓病(CKD)について
慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過するすべての腎臓病を指します。
あまり耳にしないかもしれませんが、実は患者さんは1,330万人(20歳以上の成人の8人に1人)いる(*)と考えられ、
新たな国民病ともいわれています。
メタボリックシンドローム(生活習慣病)との関連も深く、誰もがかかる可能性のある病気です。
腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病(CKD)によって腎臓の機能が低下し続けることで、さまざまなリスクが発生します。
*エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013(一般社団法人 日本腎臓学会)
■症状 |
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※これらの症状が自覚されるときは、すでにCKDがかなり進行している場合が多いといわれています。 |
■CKDの診断-早期発見のために |
腎臓のはたらきは糸球体濾過量(GFR)という値で表します。GFRは糸球体で作られる原尿の量で、腎臓のはたらきを示します。GFRの数字が小さいほど 腎臓の尿を作る能力が低下しているといえます。なお、実際にGFRを計測するのは難しいため、通常は血清クレアチニン値と年齢から算出するeGFRが用いられます。 |
■CKDが進行すると |
※ある程度まで悪くなってしまうと、正常な状態への回復は難しいですが、生活習慣の改善、薬物治療で病気の進行を遅らせることが期待できます。
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■CKDの予防と治療 |
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泌尿器科で扱うおもな疾患
泌尿器科ではおもに腎臓、尿道、前立腺、膀胱等の尿路系と男性生殖器系の診療と治療をおこないます。
ここでは、泌尿器科でよく取り扱う疾患についての原因と症状、検査法と治療法についてごく簡単に説明します。
※ED治療薬は保険適用対象外です。
※治療内容は症状により最適な方法を選択しますので、必ずしも上記のままではありません。